SocialD & Iの推進

社会

ダイバーシティ&インクルージョンの推進

多様な働き方とダイバーシティの推進

当社グループでは、多様な働き方を支援するための制度を順次導入するとともに、育児休職から復職する社員を対象とした復職前セミナーをはじめ在宅勤務や時間単位年次有給休暇など、女性活躍推進のための取組みを行っています。

導入している主な制度

  • 勤務間インターバル制度
  • テレワーク制度
  • 出産休暇
  • 育児休職制度
  • 育児短時間勤務制度
  • 介護休職
  • 介護短時間勤務制度
  • 修学・留学・趣味・余暇を理由とする休職制度
  • カムバック制度
  • 時間単位の年次有給休暇(近畿日本ツーリスト)
  • フレックス勤務とMIX勤務(クラブツーリズム)
カムバック制度について
近畿日本ツーリストとKNT-CTホールディングスでは一定の条件を満たした元社員を、在籍時のキャリアを考慮して再採用する制度を新設しました。 コロナ禍に旅行業界を離れたスタッフがカムバックし活躍しています。

社員誰もが働きやすい職場づくりのための取組み

  • 時差出勤・時間単位年休を導入
  • 育児・介護休暇や短時間勤務制度の拡充
  • 社内における旧姓使用(社員名簿・メールアドレスなど)
  • 在宅勤務制度を拡充
  • 子の看護休暇

関連データ

KNT-CTホールディングスグループの社員数、女性社員数、管理職数、女性管理職数(※1)

  2021年度 2022年度
社員数(合計)※2 3,590名 3,241名
女性社員数(合計)※2 1,787名 1,584名
女性社員比率 49.8% 48.9%
管理職数※2 483名 480名
女性管理職数※2 85名 81名
女性管理職比率 17.6% 17.0%

平均雇用年数(※3)

  2021年度 2022年度
男性 女性 男性 女性
近畿日本ツーリスト株式会社 23.9年 12.4年 22.2年 11.7年
クラブツーリズム株式会社 13.8年 11.6年 14.3年 13.0年

育児休業、短時間勤務者(※3)

  2021年度 2022年度
育児休業 101名 97名
短時間勤務 71名 185名
  • 1 KNT-CTホールディングスグループ…国内グループ会社 全社
  • 2 社員数は使用人兼務役員・執行役員、正社員 グループ内勤務者の合計。
  • 3 2021年度は、近畿日本ツーリスト(株)、クラブツーリズム(株)、旧・(株)近畿日本ツーリストコーポレートビジネスの合計。
    2022年度は、会社再編に伴い、現・近畿日本ツーリスト(株)、クラブツーリズム(株)の合計。

女性活躍推進法に基づく行動計画(数値目標)

  目標 2022年度実績
近畿日本ツーリスト株式会社 管理職に占める女性労働者の割合を20%にする
(行動計画期間:2022年7月25日~2026年3月31日)
15.5%
クラブツーリズム株式会社 2027年までに管理職に占める女性労働者の割合28%を目指す
(行動計画期間:2022年4月1日~2027年3月31日)
21.5%
  2030年度目標
KNT-CTホールディングスグループ 管理職に占める女性社員の割合を35%

障がい者雇用

すべての社員が働きがいのある企業をめざし、ダイバーシティ&インクルージョンをさらに推進していきます。

  • ひまわり農園(近畿日本ツーリスト)
    農園で野菜を育て、近隣の老人ホームや福祉施設等に提供。

「東京都教育委員会事業貢献企業」として表彰

  • KNT-CTホールディングス

都立特別支援学校卒業生の就労促進への貢献が評価され、東京都教育委員会より「令和元年度 東京都教育委員会事業貢献企業」として表彰されました。 KNT-CTグループでは、2014年4月より、東京都立港特別支援学校と連携して継続した採用活動と就労の定着率100%を目指しています。

障がい者インクルージョン推進の国際イニシアチブ「The Valuable 500」に署名

  • KNT-CTホールディングス

『インクルーシブなビジネスはインクルーシブな社会を創る』という考えのもと発足した障がい者インクルージョン推進の国際イニシアチブ「The Valuable 500」の活動に賛同しています。

KNT-CTホールディングスグループの障がい者雇用率

会社名 2021年度 2022年度
近畿日本ツーリスト株式会社 2.33% 2.26%
クラブツーリズム株式会社 2.13% 2.31%

※(株)近畿日本ツーリスト首都圏は2021年10月に近畿日本ツーリスト(株)へ商号変更しています。
※(株)近畿日本ツーリストコーポレートビジネスは、2023年4月より団体旅行部門を近畿日本ツーリストに統合しています。

ダイバーシティ&インクルージョンに関する取組み事例

女性活躍推進法に基づく認定制度「えるぼし」を取得

  • クラブツーリズム
  • KBC
  • イベントアンドコンベンションハウス
  • 近畿日本ツーリストコーポレートビジネス(※)

クラブツーリズム、KBC、イベントアンドコンベンションハウス、近畿日本ツーリストコーポレートビジネス(現:近畿日本ツーリスト)は、女性の活躍推進に関する取組みの実施状況が優良等一定の要件を満たした企業に対する認定制度 「えるぼし」を取得しております。
このうち、クラブツーリズムは、①採用、②継続就業、③労働時間等の働き方、④管理職比率、⑤多様なキャリアコースの5つの評価項目すべての要件を満たした最上位の「3段階目」に、他の3社も「2段階目」に認定されています。

※(株)近畿日本ツーリストコーポレートビジネスは、2023年4月より近畿日本ツーリストに統合しています。

一般社団法人日本旅行業協会(JATA)主催の「働き方・休み方改革、ダイバーシティ推進」に関するJATA会長表彰にて「働き方・休み方改革部門」大賞受賞

  • クラブツーリズム

クラブツーリズムでは、社員の働きがい向上やパフォーマンスの向上、組織活性化に寄与すべく、働く 環境や制度の進化のみならず、それに伴う社員のコミュニケーションや個々のスキルアップとも連携した取組みを推進しています。主な2つの取組みとして、フレックス制度や在宅勤務、フリーアドレスの導入といった「時間と場所に捉われない働き方の推進」 、オンラインコミュニ ケーションツールの導入やオンラインスキル研修を実施することで、社員のリテラシーを育成し、オフィス・ 在宅間や社外とのコミュニケーションをオンライン上で円滑に実施する「ワークスタイル改革を最適にする効率化と組織活性化」を行っています。これらの取組みが評価され2021年7月JATA会長表彰大賞の受賞となりました。

「健康優良企業(銀)」の認定を取得

  • 近畿日本ツーリスト
  • クラブツーリズム

近畿日本ツーリストでは2023年2月に、近畿日本ツーリストコーポレートビジネスとクラブツーリズムは、2023年3月に、いずれも健康保険組合連合会東京連合会より「健康優良企業」の「銀の認定」を取得しました。企業全体で健康経営を行うため、各社、従業員の定期健康診断100%受診、受診結果を活用した取組実施、健康づくりができる環境整備等を「健康企業宣言」に組み込み、社内イントラでの定期的な社員への健康への意識啓もう活動や箇所への血圧計の設置、ウォーキングイベントなど、様々な取組みを通して、社員が健康で、活気ある職場づくりを目指しています。

※近畿日本ツーリストコーポレートビジネスの事業は、2023年4月に近畿日本ツーリストに承継しております。

人財育成

刻々と変わる社会環境、ビジネス環境の中で、どんなときにも個々の知力、 能力、マインドを発揮し続け、「お客さま」に心の満足を与えることができる人財を育成していきます。

ハラスメントの防止対策

当社グループでは、事業活動における法令、社会規範および社内諸規程の遵守に関する基本方針として定める「コンプライアンス・ポリシー」の中でハラスメントを容認しない旨を明示し、ハラスメントのチェックリストを含む冊子の全社員への配布、外部講師による管理職向けのハラスメント研修の実施等の取組みを行っています。また、当社およびグループ各社で定める「ハラスメント防止規則」に基づいて、各社にハラスメントに関する相談窓口および外部相談窓口を設置しています。

DX化への取組み

当社グループは、コロナ禍による未曽有の経験を踏まえ、更なる事業の多様化(ダイバーシティ)と柔軟性(フレクシビリティ)が必要と考え、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進を通じて課題解決に取り組んでいます。そして、当社グループにおいても、デジタル技術を活用し大きく変化する社会に対応してまいります。

DX化の主な施策

  • 海外団体渡航受付システム「K-passシステム」の運用開始
  • 教育旅行支援システム「旅ともプラス」の導入(12の機能を使って事前学習、ご旅行中、事後学習等をサポート)
  • 趣味のクラブ活動や会員特典の月額定額制サービス「クラブツーリズムPASS」
  • 定例業務のRPA化(クラブツーリズム)
  • 労働時間短縮につながる効率的なオンライン営業支援ツール(ツアー情報、分析機能等)の活用(近畿日本ツーリスト)
  • デジタル人財の育成を目的とした研修カリキュラム構築