Governanceリスクマネジメント

ガバナンス

リスクマネジメント

当社グループでは、事故を未然に防ぎ、旅行業やその他事業に関わるリスクを最小限に食い止めるため、グループ全体でリスクマネジメントの管理体制を構築し、運用しています。
その一環として、定期的にリスクアセスメントを行いながら、リスクの発生頻度と重要度に応じた様々な対策を講じ、インシデント発生の都度、当該リスク管理体制に問題がないかを確認し、必要に応じて是正しております。

リスクマネジメント体制と指示系統及び情報の流れ

取組み

事業継続計画(BCP)

当社グループでは、当社の本社事務所(東京)が大規模地震により機能しなくなった場合を想定し、情報の収集、お客さま対応、社員給与や取引先への支払い等、会社の維持存続に必要最低限の機能を確保するため、当社の本社機能を近畿日本ツーリスト(株)西日本支社(大阪)に移転する対応を事業継続計画として具体的に定めています。また、事業継続計画に基づく対応の模擬訓練を定期的に実施しています。

社員安否確認システムの導入

当社グループでは地震等の災害発生時、従業員の安否を迅速に把握し、今後の対策を速やかに行うために、社員安否確認システムを導入しています。また、このシステムは新型コロナウイルス感染症などの新たな感染症対策にも対応しており、1年に2回、模擬訓練を実施しています。

リスクアセスメント

事業活動等に伴うリスクを適切に管理するため、安全管理部が旅客事故に関するリスクマネジメント事務を担当するとともに、その他のリスクに関して総務部がリスクマネジメント事務を担当し、個別事案に関する検討および対応方針の決定を行うとともに、リスク洗い出しのための「リスクアセスメント会議」を開催しています。

安心・安全な旅行のための取組み

旅行安全基本方針

当社グループは、旅行の安全確保が旅行事業者の社会的使命であることを深く認識し、全社員にその意識の徹底を図るべく、次のとおり旅行安全基本方針を定めています。

  1. お客さまの安全を第一に行動します。
  2. 安全に関わる最新情報について積極的に収集、公表し、旅行の安全性向上に努めます。
  3. 万一事故や災害が発生した場合、お客さまの救護および危険の回避を最優先し、関係機関と連携して対応します。
  4. 安全に関する教育、訓練および研修を適切に実施します。
  5. 安全確保のための体制の維持ならびに継続的な見直しと改善に努めます。

安全管理体制の強化・安全管理部の設置

2022年10月13日に静岡県小山町で発生した当社グル-プ会社企画・実施ツアーにおけるバス事故に対する責任を重く受け止め、当社グループが提供する企画ツアーの安全管理を統括する独立部門として「安全管理部」を設置し、旅行安全マネジメント体制を強化いたしました。再発防止にむけ、これまでの安全対策および不測の事態の対応を根本から見直しを行い、安全に関するガイドライン類の再点検、並びに全ツアーの行程や関係協力機関の安全性についての再確認や指導等を図っています。お客さまに安全安心の旅行をご提供できるよう、従来以上に徹底した取組みに努めてまいります。

安全の誓い