News Releaseニュースリリース

第22回オリンピック冬季競技大会(2014/ソチ) 観戦ツアー販売のお知らせ

2013年01月04日

KNT-CTホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、社長:戸川 和良)の平成25年度年賀式が、1月4日(金)、午前9時30分から本社会議室で行われました。席上での社長戸川の年頭あいさつ(要旨)は以下のとおりです。

皆さん新年明けましておめでとうございます。 本年1月1日に発足したKNT-CTホールディングスの記念すべき年賀式を迎えることができたことに大きな喜びを感じるとともに、身の引き締まる思いがいたします。

国内経済の中長期的な不透明感はもとより、ITの飛躍的な進歩による生活様式や高齢化社会の進行による社会構造等の変化は、旅行業に多大な影響をもたらしています。IT専業者をはじめとする異業種からの参入、航空会社や宿泊施設等サプライヤーにおける旅行会社との関係性の変化等により、これまでの事業モデルはお客さまから支持を得られなくなっています。このような危機感を抱くにつけ、旅行業における新しい事業モデルを築いていくことが、生き残っていくための唯一の手段であると感じています。

こうした厳しい状況ではありますが、旅行会社は、お客さまに非日常的な体験、感動を提供する使命を持っています。この使命を社員全員が共有し、今回の近畿日本ツーリストとクラブツーリズムとの経営統合の目的を実現することで、必ずや新しい未来を切り開いていけるものと考えています。

経営統合の最大の目的は、継続的な革新による収益力の維持・向上を大前提として、両社の強みを掛け合わせたシナジー効果の創出による競争力の強化です。それぞれの強みを生かした事業の掛け合わせにより、他社に模倣できないモデルを育て、当社グループの中核の一つとなるよう期待をかけております。経営統合の成否はどれだけのシナジー効果を創出できるかにかかっています。ホールディングスを中心とした全社的な推進に加え、各現場での小さな積み上げが全体として大きな成果となっていきます。また、シナジー効果を継続的に創出するには、各社の社員の皆さんがwin-winを実感できるものにしなければなりません。

私が目指すKNT-CTホールディングスの方向性は、まず、「顧客に信頼される会社」です。その土台となるのは、一人ひとりのお客さまのニーズが見えること、そして常にそれに応えていくことです。旅行業という形を持たないサービスを提供する業態にあっては、基本中の基本かつ経営の中心に据えることです。この基本が疎かになっていないか、常に念頭に置かなければいけません。いかなる場面においても、その業務がお客さまのためになっているかという視点で議論、行動することです。
次に、「社員が楽しく、力を合わせることのできる会社」です。お客さまの喜びを自分の喜びとして感じることが肝要です。そのためには、社員の皆さんが楽しく仕事をしていなければなりません。旅行業には装置がありませんので、「人」がすべてです。常に高いモチベーションを維持できるよう「人」への投資を充実していきます。

ホールディングス体制の移行に伴い、これまで以上に個別の事業会社の「自立経営」、「利益最大化」が求められます。一方、全体最適も追求しなければなりません。これから新たな道を切り開いていくことになりますが、中期的には安定的に利益を創出できる筋肉質な体質、そして社員が誇りを持って働けるKNT-CTホールディングスを築いていきます。

新しい年、そして新しい会社のスタートです。皆さん、力を合わせて頑張っていきましょう。

最後となりましたが、社員の皆さんならびにご家族のご健康とご多幸を祈念して、年頭のあいさつとします。