ニュースリリース

~国立能楽堂初のバリアフリー対応の能公演「エッセンス能」~
視覚障がいのお客様の能鑑賞を社員の手引きで、ご案内しました

2019年8月16日

 KNT-CTホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区社長:米田昭正、以下KNT-CTホールディングス)は、ユニバーサルツーリズムにおける社員・スタッフの育成の一環で、7月31日(水)に国立能楽堂で初めて開催されたバリアフリー対応の能の公演「エッセンス能」へ、社員のバリアフリー対応研修プランとして、視覚障がいのお客様24名と8頭の盲導犬をマンツーマンで手引きをしご案内しました。

 当社ではグループ全体でユニバーサルツーリズムを推進しています。「旅をあきらめない、夢をあきらめない」をコンセプトに、3つの柱「ツアー事業」「社員やサポートスタッフの育成」「障がい者受け入れ側への研修」を軸にして、グループとして20年以上取り組んでいます。

 「エッセンス能」は、東京2020応援プログラムのひとつである文化オリンピアードの一環で開催されました。国立能楽堂では初めての試みであったため、バリアフリー対応で経験豊かな当社がサポートできることはないか模索し、今回の社員研修プランをご提案、実現に至りました。

 ほとんどのお客様にとって能鑑賞が初めてであることを想定し、主催の公益社団法人能楽協会に多大なご協力をいただき、当社のお客様にだけの特別プログラムをご用意しました。それは、神聖な場所であるため通常はあがることのできない能舞台(練習用へ足袋と手袋を着用して上がり舞台構造などを体感していただくというもので、能楽師による能の歴史や舞台構造についての丁寧な説明も聞き入り質問が多数出るなど、貴重な体験としてお客様には喜んでいただけました。

 本研修は、27名の新入社員がお客様対応をいたしました。事前に座学研修も実施し、能公演当日はお客様から学びながらも、バリアフリー対応の実地経験を積むことができました。

 国立能楽堂では、東京1964オリンピック開催時に能と狂言の連続公演を実施し、来る2020年の大会期間中にも、能と狂言の連続公演を行う予定です。今回の社員研修は2020年に向けたバリアフリー対応のテストケースとなり意義あるものとなりました。

社員がマンツーマンで手引きしました 当社限定の特別プログラムでは能舞台へ タッチツアーの様子

(1)事前研修の概要(実施日7月23日(火))
【場所】千代田区神田和泉町1-13 住友商事神田和泉町ビル11階 第1・2会議室
【時間】14:00~17:00
【講師】KNT-CTホールディングス 地域交流部 課長 渕山知弘
【研修社員数】27名
【研修内容】
 ①今回の研修の意義
 ②ユニバーサルツーリズムとはどのような考え方か?
 ③国内外の視覚障がい者ツアーの事例(例ロンドンパラリンピック観戦ツアー他)
 ④アイマスクを使用した擬似体験と実地研修でのサポートについて

(2)能公演手引き研修の概要(実施日7月31日(水))
【集合場所】JR千駄ヶ谷駅改札
【時間】10:30~16:30
【行程】
10:30 集合
 国立能楽堂まで、社員によるマンツーマンの手引きでご案内(約400メートル、徒歩10分程)
10:45 当社限定特別プログラム
 国立能楽堂2階の能舞台(練習用にご案内。
 能楽師による説明付きで、足袋・手袋を着用し能舞台にあがって体感いただきました。
 ※能舞台にあがること・触れることは、通常はできません。

その他、能面や笛、小鼓、大鼓、太鼓などの能舞台で使用される楽器などを触るタッチツアーもあり多くのお客様が興味深く楽しんでいらっしゃいました。

12:30~昼食 国立能楽堂1階のレストラン「向日葵」
14:00~16:00 「エッセンス能」公演
「能楽がもっと身近になる」をテーマに、視覚障がい者向け副音声や点字パンフレット、能舞台の触図など様々なサポート体制の整ったバリアフリー対応の能
視覚障がい者の方だけでなく、すべての人に能楽を楽しんでいただける内容
 〔演目〕狂言「蝸牛(かぎゅう)」能「舎利(しゃり)」
 〔解説〕「蝸牛」…野村万蔵「舎利」…友枝雄人

【参加費】入場料3,500円、昼食代1,500円(おひとり様))*当日障害者手帳を持参すると、500円の返金有
【参加者数】24名(盲導犬8頭)
【研修社員数】27名

<参考>
■エッセンス能について
ウェブサイト http://kita-noh.com/schedule/7777/

 日本の伝統文化・伝統芸能のバリアフリー対応へのサポートに当社が協力することで、2020年には国内外から訪れる多様な観光客に、日本の文化を知っていただく機会が増えることを期待しています。

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