取り組み事例

日本で最初に修学旅行専用の特別列車を
プロデュースした旅行会社として、
教育旅行に独自のつよみをもつ近畿日本ツーリストが
全国の中学・高校へダイレクトに発信する
教育旅行の専門情報誌。

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パピルス

テーマやスタイル、目的地などつねに新しく魅力的な内容が求められている今日の教育旅行。近畿日本ツーリストは、日本の教育旅行を切り拓いてきたパイオニアとしてさまざまな可能性を創出してきました。「パピルス」はそうした新たな提案やトレンドをつねに提示しながら各地域がもつ観光資源を教育旅行のコンテンツとして全国の教育現場へ直接届ける、旅行会社が発行する情報誌としては唯一の教育旅行専門情報誌です。

パピルス

近畿日本ツーリスト株式会社
営業統括本部 教育旅行

事業の概要と価値

教育現場へハンド・トゥ・ハンドで届く専門情報ツール

学生や生徒たちが専用の列車やバスで旅立つ教育旅行。いまではあたりまえの光景ですが、実は、1949年(昭和24年)、近畿日本ツーリストが日本で初めて修学旅行専用の臨時特別列車を日光・京都・大阪方面へ運行させて以来、全国に根づいた教育旅行のスタイルなのです。

以後、近畿日本ツーリストは、時代の変化や要望に応えながら、この分野のさきがけとしてさまざまな教育旅行の実績を重ねてきました。

「パピルス」は、そうした実績の中から集められた情報を、全国の中学校・高等学校へ向けて直接発信している教育旅行のための専門メディアです。

全国各支店の営業担当者がエリア内の学校や教育機関を訪ね、ご担当の先生方にダイレクトに手渡しするユニークな情報誌として、20年以上にわたり教育旅行の提案と情報提供を重ねてきました。同時に、教育旅行市場をターゲットとした着地型観光に取り組む各地域にとっては、域内の観光資源を教育旅行市場へ周知し、売り込むための貴重なツールともなっています。

事業成功のポイント

地域の良さを教育現場へ直接アピール

パピルスは、受け入れ側の各県から寄せられた選り抜きの情報や提案-各地のトピックス、主催セミナーの紹介、旅行医学やインフォメーション、海外研修レポートなど教育旅行をめぐる新鮮な情報を総合的に掲載しています。

特に、巻頭を飾る特集ページでは、毎号、各地での新しい教育旅行事例を重点的に紹介。例えば、都心から90分で行ける身近な里山・秩父(埼玉県)の民泊や農業体験や、福島県の被災地を訪ね現地NPOと連携して体験する震災関連学習の提案、ベトナム・カンボジアなど海外スタディツアーの可能性など、テーマ、スタイル、目的地の多面的な視点から教育旅行のクオリティを高める具体的な提案を行なっています。巻頭特集としてパピルスに掲載することで、地域の良さや売りのポイントを、教育旅行の仕向け地を決める担当教諭に直接アピールすることができるのです。

事業の効果と今後の展望

パピルスは情報の宝。ぜひ有効活用を。

永年にわたる送客実績、各自治体と連携した情報収集と新しい提案、それに沿った充実したメニューづくり、パイオニアとしての機動力。そうした総合的な力こそが我々独自の付加価値なのだと、近畿日本ツーリストは考えます。

現場の先生方がつねに求めているのは、教育旅行において、地域の独自の生活文化に触れ、地元の人たちと交流を図ることで、地域の価値を子供たちが見直すきっかけとすることです。それに応えるためには、受け入れ先である自治体との協働が欠かせません。ここにはこんな地域の価値がある、あそこでこんな体験ができるという地域からの積極的な提案や情報発信こそが、魅力的な教育旅行づくりに大きな意味をもつのです。

パピルスを通じて地域の思いが全国の教育現場へ届けられ、同時に教育現場の希望やニーズが地域にフィードバックされる。そうした、生きた双方向コミュニケーションツールとして、教育現場に密着したメディアであるパピルスを、地域自らの誘客のためにぜひご活用ください。

  • ベトナム・カンボジアへの教育旅行

    ベトナム・カンボジアへの教育旅行

  • 富山県での教育旅行

    富山県での教育旅行

「パピルス」

「パピルス」

A4版総カラー12ページ。年3回(1月・4月・9月)発行。発行部数は85,000部。公立・私立を問わず全国の中学・高校などへ近畿日本ツーリスト担当者より直接配布されています。
近畿日本ツーリストでは、パピルスに連動して教育旅行セミナーや研修会なども実施し、情報交換や人材育成にも貢献しています。

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